中国語マニュアル翻訳では、同じ言葉がページごとに違う訳語になると、読み手が実際の製品や画面と照合しにくくなります。特に製造業の取扱説明書、仕様書、作業手順書では、用語の統一が品質に直結します。
用語統一が重要な理由
マニュアルは最初から最後まで順番に読む文書とは限りません。必要な箇所だけを参照する読者も多く、同じ部品名や操作名が別の訳語になっていると、誤解や問い合わせにつながります。
- 同じ部品名が複数の中国語に訳される
- UI上の表記とマニュアル本文が一致しない
- 警告・注意表現の強さがページごとに変わる
- 過去版と改訂版で訳語が変わる
用語集に入れるべき項目
用語集には、専門用語だけでなく、読み手が実際に参照する言葉を入れることが大切です。製品名、型番、部品名、画面名、ボタン名、工程名、警告ラベル、単位表記などを整理しておくと、翻訳品質が安定します。
製品・部品名
型番やシリーズ名を含め、訳す語と訳さない語を決めます。
UI表記
画面、ボタン、メニュー、エラー表示を本文と揃えます。
警告表現
危険、警告、注意などの強さを統一します。
既存訳文
過去版の訳語を使うか、今回から変更するかを決めます。
改訂版マニュアルでは変更箇所の確認が重要
改訂版では、既存訳文をそのまま流用できる箇所と、新しく確認すべき箇所を分ける必要があります。原稿差分、改訂履歴、過去訳文があると、不要な再翻訳を避けながら品質を保ちやすくなります。
翻訳依頼時に準備したい資料
原稿ファイル、過去訳文、用語集、製品カタログ、UI画面、対象地域、使用目的をお送りください。用語集が未整備でも、過去訳文や参考資料から整理できる場合があります。