SDS(安全データシート)の中国語翻訳では、単に「何ページか」だけでなく、原稿の版、対象国・地域、既存訳文の有無、化学品名やCAS番号の扱い、納品形式によって作業量が変わります。見積もり前に必要な情報が整理されていると、確認の往復が減り、対応可否や納期を早く判断できます。

SDS翻訳の見積もりで資料が重要な理由

SDSは安全に関わる文書であり、化学品名、成分、濃度、単位、危険有害性情報、応急措置、保管方法などを正確に扱う必要があります。見た目は同じページ数でも、表の量、改訂履歴、既存訳文の品質、対象国向けの指定があるかどうかで、翻訳・確認の負荷は大きく変わります。

そのため、最初の問い合わせ時に資料がそろっているほど、概算ではなく実際の原稿に近い見積もりを出しやすくなります。

必ず準備したい資料

最新版のSDS原稿

自社で作成・管理しているSDSの場合は、できるだけWordまたはExcelなど編集可能な原稿をお送りください。改訂版の場合は、旧版との差分が分かると確認しやすくなります。

対象言語・文字種

簡体字中国語か繁体字中国語か、中国大陸向けか台湾・香港向けかを指定してください。

対象国・提出先

中国向け輸出、顧客提出、社内確認など、使用目的と提出先条件が分かると表現レベルを判断できます。

希望納期・納品形式

Word納品、Excel表の保持、PDF原稿からの翻訳など、形式によって作業範囲が変わります。

PDF原稿しかない場合

商社・輸出入業者などで、メーカー作成のSDSしか入手できず、編集可能なWordやExcel原稿がない場合は、PDFでも見積もり可能です。その場合は、できるだけ文字をコピー&ペーストできるPDFをお送りください。

スキャンPDFや画像化されたPDFしかない場合は、OCRで文字を読み取る必要があり、化学品名、CAS番号、濃度、単位などに読み取り誤差が出る可能性があります。スキャン原稿の場合は、通常より確認作業が増えるため、料金・納期にも影響することがあります。

あると見積もり精度が上がる資料

  • 過去の中国語SDS、既存訳文、旧版SDS
  • 製品名、化学品名、CAS番号、成分名の指定表記
  • 社内用語集、顧客指定用語、過去の表記ルール
  • 翻訳対象外にしたい箇所、既に確定している中国語表記
  • 参考にしたい同種製品のSDSや公開資料
  • NDA締結や機密保持条件の希望

特に、化学品名や製品名は社内・顧客・業界で指定表記がある場合があります。指定がある場合は、最初に共有していただくことで、納品後の表記修正を減らせます。

「翻訳」と「対象国向けSDS作成」は分けて確認

既存SDSを中国語へ忠実に翻訳する作業と、対象国の法規制やGHS分類に合わせてSDSを作成・改訂する作業は同じではありません。翻訳会社に依頼する場合は、まず「既存SDSの忠実翻訳」なのか、「中国向けSDS作成・適合性確認」まで必要なのかを分けて相談することが重要です。

楽訳では、基本的に既存SDSの忠実な中国語翻訳、既存訳文の校正、表記統一を中心に対応します。法規適合性判断や対象国向け作成が必要な場合は、対応範囲を事前に確認します。

見積もりが遅れやすい例

  • 古い版のSDSだけが送られ、最新版かどうか分からない
  • 「中国語」とだけ指定され、簡体字・繁体字、対象地域が不明
  • スキャンPDFのみで、文字抽出や表の再現が必要か判断できない
  • OCRで読み取った文字に、化学品名・CAS番号・濃度の誤認識が含まれている
  • 既存中国語訳があるが、使用してよい部分と修正したい部分が不明
  • 翻訳のみか、法規・分類の確認まで希望するのかが混在している

不明点が多い場合でも概算相談は可能です。ただし、正式な料金と納期は、原稿と条件を確認したうえで個別に判断します。

問い合わせ時の書き方例

以下のように書いていただくと、確認がスムーズです。

日本語SDSを簡体字中国語へ翻訳希望です。中国向け顧客提出用で、対象原稿はWord 8ページです。既存の中国語訳はありません。製品名とCAS番号の指定表記があります。納品形式はWord希望、希望納期は〇月〇日です。必要であればNDA締結後に全文を送付します。

編集可能な原稿がない場合は、「文字コピー可能なPDFです」「スキャンPDFのみです」のように原稿状態を一言添えていただくと、確認がスムーズです。

まとめ

SDS中国語翻訳の見積もりでは、最新版原稿、対象地域、使用目的、既存訳文、指定用語、納品形式が重要です。これらを最初に共有していただくことで、翻訳範囲、料金、納期を判断しやすくなります。

SDS中国語翻訳の原稿をオンラインでお送りください

最新版SDS、対象地域、既存訳文の有無、希望納期を確認し、対応範囲と参考料金をご案内します。

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